抑えるだけで請求金額UP!? 火災保険申請の攻略法
「万が一のために」という理由で加入していることが多い火災保険。
しかし、どうやって申請したらいいかまで理解しているという方は少ないです。
そこで今回の記事では、火災保険の請求に関する攻略法を紹介していきます。
実は火災保険の請求には攻略法があり、攻略法を押さえていないと請求できないことがあります。 また、請求する際の必要書類には適切な書き方があり、書類を全て忘れずに提出する必要があったりと手間がかかります。
そこで、火災保険の請求時に関する5つの攻略法や必要書類の書き方を解説していきます。 いざというときに忘れがちなのも火災保険です。 本記事の内容を忘れないようにすることで、安心して請求することができます。 参考にしてくださいね。
火災保険を申請の攻略法
それでは、火災保険請求の攻略法を紹介していきます。 火災保険請求の攻略法は、大きく5つ。 それぞれ詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
火災保険請求の攻略法1 加入している火災保険内容の把握
まずは、加入している火災保険の内容を確認しておきましょう。
加入している火災保険の内容を把握しておかないと、請求では不利になってしまうからです。 というのも、建物や家財が破損した時に補償内容の範囲によって請求できるかどうか決まります。
最低でも、建物のみ、家財のみ、両方なのかどうかを把握する必要があります。 火災保険の内容を把握するためには契約書類から確認できます。 契約時に受け取っているはずなので確認しておきましょう。
万が一契約書類を紛失していた場合は、保険会社に問い合わせることで確認することができます。
火災保険請求の攻略法2 早急な連絡
破損が発生してから長い期間が経ってしまうと、その破損が災害によるものなのか経年劣化によるものなのか判断が難しくなります。
そのため、原因がわからず請求できなくなってしまう場合も。
被害に遭った時に早急に保険会社に連絡することも火災保険請求の攻略法の1つです。
火災保険請求の攻略法3 異議申し立て
保険会社から提示された保険金に不満があった場合は、異議申し立てを行ってみてください。
いざ火災保険を請求し、保険金額が算出された時、保険金が思っているより少ないと感じる方も少なくありません。
提出した書類によって保険金額を算出しているため、書類に不備があると保険金が少ない場合があります。
そんな時は、異議申し立てをすることで保険会社が再審査を始めます。 しかし、その時には新たな根拠を証明する書類を必ず用意しておきましょう。
火災保険請求の攻略法4 信頼できる業者に依頼
火災保険を請求する時は、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
修理業者によっては不当に保険金を請求させようとする業者や、相場とはかけ離れた高い金額で見積もりをしてくる悪質な業者が存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、保険の請求に支障がでるかもしれません。 なので、信頼のできる業者を紹介やクチコミで探して依頼することが重要になります。
また、火災保険請求サポート業者という業者も存在します。 火災保険請求サポート業者は、成果報酬を支払うことで損害状況の調査や見積もり書の作成を依頼することができます。
支払い報酬を除いても、自分で申請するより保険金が多くなることも多いです。 自分で火災保険の請求をすることが不安な方は、ぜひ火災保険請求サポート業者を利用してみてください。
費用が安くて得する会社はどこ? 火災保険申請サポートを徹底比較! |火災保険申請ナビ.com (fia-navi.com)
詳しく知りたい方はこちらを参考に検討してみてください。
火災保険請求の攻略法5 損害保険鑑定人の否定的な言葉に納得しない
申請後に保険会社から委託された鑑定人が、現地確認に来ることがあります。 鑑定人は保険会社が報酬を払って調査を行っています。 なので、鑑定人が中立な立場とは考えない方がいいです。
そのため、鑑定人に納得してもらえるような、理屈が必要になります。鑑定人から「経年劣化してますね」など、否定的なことを言われるケースはよくあることなので、安易に納得する必要はありません。
おかしい点があれば、理屈をしっかりと説明することが重要です。そのためには、普段から撮影して写真を残しておきましょう。写真だと日付が残るので、明確な証拠にもつながります。
火災保険の請求から支払いまでの流れ
ここからは、実際の火災保険を請求する手順について解説していきます。
実際に火災保険を請求する時に、スムーズに対応できるようにここでしっかりと把握しておきましょう。
それでは、火災保険の請求から支払いまでの流れをそれぞれ紹介していきます。
火災保険の請求手順①:火災保険申請サポート業者に依頼する
自分自身で請求することが難しそうと思う方は、まず火災保険申請サポート業者に連絡しましょう。
保険金額の適切な見積もりを作成してくれたり、書類作成のサポートをしてくれたりするため、請求したことがない方でも安心です。
火災保険の請求手順②:業者による現地調査
火災保険申請サポート業者にした場合、業者による現地調査が入ります。
業者が派遣した専門の調査員が破損部分を的確に調査してくれますので、保険金の受給漏れもほとんどありません。 こ
の調査をもとに、保険会社に火災保険の請求を行います。
火災保険の請求手順③:保険会社に連絡・必要書類の送付
業者による現地調査が終わると、保険会社に連絡していきます。
保険会社指定の窓口があるため、電話で連絡をとりましょう。
氏名、保険証券番号を伝えると保険の契約を照会してもらえるので、事故内容や被害状況を報告します。
その後、保険会社から申請書類が送られてくるため、その中の返送分の書類と自分で用意する書類をあわせて保険会社に送付します。
火災保険申請サポート業者に依頼していれば、この手順を代行してもらえます。
火災保険の請求手順④:保険会社による現地調査
必要書類を保険会社に送付すると、次に保険会社による現地調査が行われます。
現地調査を行う調査員は、保険会社から派遣された損害保険鑑定人によって、見積書や写真に間違いがないかどうか確認されます。
火災保険の請求手順⑤:審査・入金
現地調査が終わると、損害保険鑑定人が報告書をまとめて保険会社に提出します。
この報告書を参考に保険会社の審査が始まり、その後、金額確定の通知がありますので、異議申し立てがない限りは1週間から2週間で指定の金融機関に入金があります。
火災保険を請求する際に必要な書類と請求書の書き方
ここからは、火災保険の請求に必要な書類について紹介していきます。
火災保険の請求する際には必要書類の送付があります。
保険会社から送られてくる書類とは別に自分で用意しなければいけない書類もあり、用意するのは大変ですので、どのような書類を用意しなければいけないかを知っておきましょう。
保険金請求書・事故内容報告書・損害明細書
保険金請求書は、保険金申請のための情報を記載する書類です。
事故内容報告書は、事故の概略を説明する書類で、損害明細書は、建物や家財についての損害を記入する書類です。
これらの書類は保険会社から送られてくる書類で、保険会社によって書式が違います。
保険金額や事故の概略を説明する書類のため、漏れがないようにできるだけ詳細に記入するようにしてください。
修理見積書
業者に修理を依頼すると修理見積書を作成してもらえます。
この修理見積書は火災保険の請求の際に必要な書類となっており、修理代や修理内容の内訳が記載されています。
罹災証明書
罹災証明書とは、所有している建物が災害により破損した場合、管轄の消防署で発行される書類のことです。
罹災した事実証明や被害の内容が記載されており、この書類も提出する必要があります。
写真
建物が破損した箇所をスマホなどで撮影し、写真または画像データで提出します。
破損したらすぐに撮影しておくことで、災害が原因だと証明しやすくなるので被害箇所は写真に収めておきましょう。
意外な落とし穴⁉火災保険の適用条件
火災保険には適用条件があり、注意するべき点があります。
火災保険の適用条件を押さえておかないと請求できずに後悔することになるかもしれません。
条件①火災保険の請求期限は被害に遭って3年以内
火災保険の請求期限は、保険法第95条によって時効が3年と定められています。
そのため、原則として3年が経過すると請求することができなくなってしまいます。
時効に関わらず、災害で損害を受けたらできるだけすぐ請求することを忘れないようにしてください。
早いに越したことないです。
条件②経年劣化ではなく、自然災害
火災保険は、自然災害で損害を受けた場合でないと請求することができません。
経年劣化や地震の影響による破損で請求した場合、認められないこともありますので注意してください。
ですが、地震に関しては追加で地震保険に加入している人は対象内です。
条件③損害額が20万円以上
火災保険の請求は、損害額が20万円以上の場合に請求できます。
確かに、20万円に届かない場合が多いのではないかと思う方もいるかもしれません。
ですが、仮設足場を立てたり工事設備を準備したりする費用を加えると20万円を超えるケースがほとんどです。
基本的には20万を超しているケースがほとんどです。
しかし、20万円に満たない場合は請求が認められないことは念頭に置いておきましょう。判別が難しいと思いますので、申請してみることは大事です。
請求する前に攻略法を知っておこう
いかがでしたでしょうか。
火災保険の請求は確認すべきポイントや注意することが多くて大変。
本記事で紹介した攻略法や注意点を押さえて、適切に請求できるようにしましょう。
火災保険請求サポート業者を利用すれば、火災保険請求の初心者でも安心です。
場合によっては利用することも検討してみてください。